北朝鮮でも自分のスマホで、国際電話できた! 爆風スランプのドラマー、ファンキー末吉氏が実証
――今回の訪朝の目的は何ですか。
私はこの8年間、平壌市内の高校にある軽音楽部に向けて「ロックプロジェクト」というものをやってきた(詳細は『平壌6月9日高等中学校軽音楽部 北朝鮮ロックプロジェクト』という本にまとめられている)。自分が好きなロックを、北朝鮮の子どもたちにも感じてもらおうというプロジェクトだ。今回も、そのプロジェクトの一環として訪朝した(詳細はこちら)。
空港にSIMカード販売ブースが設置
――これまで、訪朝した外国人が所有する携帯端末は、すべて空港で預けなければなりませんでした。
私も「携帯電話が平壌で使えるようになった」という話は聞いていた。だが、入国審査の際に、前にいた中国人観光客が預けていたので「やはり変わっていないのだな」と思い、そのまま担当者に預けた。すると、出迎えに来てくれた案内員(北朝鮮に入国する外国人には、現地の案内員がつく)が「預かり証をもらったか」と聞いてきたので、もらっていなかった私は預かり証を受け取りにいった。すると、案内員が「この人は市内で携帯電話を使うから、持ち込ませてほしい」と言ってくれたようだった。それで、自分の携帯電話を戻してもらった。
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