人気の北朝鮮製タブレットPCを触ってみた! 実は北朝鮮はIT大国だった!?
2012年秋ごろから、北朝鮮製のタブレットPCが北朝鮮国内で人気を呼んでいる。特に2000年代に入り、情報技術の充実を国策としてあげている北朝鮮。世界的なスマートフォンやタブレットPCの流行に後れまいと、ついに自作して国民への普及を図っているようだ。そのうちの1台を記者が日本国内で手に触れる機会を得た。
学習用タブレット「アリラン」の恐るべき充実度!
記者が触れたのは、「アリラン」というブランドのタブレットPCで、主に子ども向けの学習用という位置づけのもの。価格はどちらも250米ドル(約2万4000円)程度で、一般的な平壌の給与水準からすればはるかに高い。
システム手帳のような革製のカバーに包まれた「アリラン」を開くと、iPadminiとほぼ同じ大きさのタブレットが出てきた。また、もう片方の表紙にはキーボードも付けられている。
電源をつけると、北朝鮮の景勝地・金剛山を描いたと思われる背景が出てきて、ハングルで「アリラン」と表示される。その後、アイコンがびっしりと置かれた画面が出てきた。背景は何種類か用意され、現在、平壌の再開発地として有名な「倉田通り」の夜景を映した背景写真もあった。
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