金正恩は「あの会社」のスマホユーザーだった 北朝鮮の一般人はバカ高いガラケー、でも…

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  平壌市内の金日成、金正日親子の銅像。金正日の息子、金正恩氏の動向は常に各国の情報機関の注目の的だ(筆者撮影)

 

 「隠遁の国家」と呼ばれるほど情報鎖国である北朝鮮の最高指導者は、携帯電話を使っているのか。実は、スマートフォンのユーザーであることが判明した。

最高指導者は台湾のHTCユーザー

韓国有力紙「中央日報」は4日、韓国統一省関係者の話として、「金正恩第1書記がスマホを利用し、しかも台湾の携帯端末メーカーであるHTC製をつかっている」と報道した。

これは、1月26日に北朝鮮で開かれた「国家安全及び対外部門担当者会議」の様子を伝えた北朝鮮メディアの写真から判断できたという。写真からは、山のように置かれた書類の横にスマホが映っており、「金第1書記が普段から通話を始め使用しているスマホに間違いない」と統一省関係者は指摘する。また、この関係者は「米アップル社のアイフォーンや、韓国のサムスン電子のギャラクシーシリーズを使うよりは、台湾製のほうが精神的負担が少ないため」と付け加えている。

北朝鮮でも首都平壌を中心に、携帯電話が普及しているが、端末の機能は主に音声通話とショートメッセージのみ。ただ、金正恩第1書記やその家族、朝鮮労働党の主要幹部らには、インターネットサービスが自由につかえるように設定されたスマホなどの端末を与えているのではないか、と分析している。

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