韓国の強さは本物か

国民の不満は爆発寸前

(ロイター/アフロ)

総選挙まで1週間を切った。韓国でも12月19日に大統領選挙が予定されており、日韓ともに国の将来を決める転換点を迎える。

躍進する韓国と没落する日本。英『エコノミスト』による未来予測書『2050年の世界』は、2050年の両国の姿を明確に描き分けた。購買力平価(PPP)ベースの1人当たりGDPで米国を100とすると、韓国は105。一方で日本は58に後退し、韓国に倍近い差をつけられるというのだ。

あながち絵空事とも言い切れない。IMF(国際通貨基金)は、5年後に韓国の1人当たりGDP(PPPベース)は日本に追いつくと予想している(下図)。

1997年のアジア通貨危機で韓国経済は破綻寸前に。IMF管理下で財閥企業の解体と集約が行われ、サムスングループなど生き残った財閥は残存者利益を享受。経済のグローバル化の波に乗って、輸出を急拡大し経済成長の牽引車となった。小さな政府の下で規制緩和と減税で経済を活性化させた韓国は、ワシントンコンセンサス(世界銀行やIMFの構造改革路線)の優等生だ。

次ページそれでも崩れぬサムスン株
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • あふれる独自性 ニッポンのすごい研究者
トレンドライブラリーAD
人気の動画
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
人望のない人は「たった一言」が添えられない
人望のない人は「たった一言」が添えられない
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
漂流する東芝<br>舵取りなき12万人の悲運

再出発したはずの東芝の漂流が止まりません。再建請負人の車谷暢昭社長が電撃辞任。緊張感が増すファンドとの攻防や成長戦略の構築など課題は山積しています。従業員12万人を超える巨艦企業はどこに向かうのでしょうか。

東洋経済education×ICT