お隣は「疑惑の一家」…売り主に告知義務は?

説明義務違反になると損害賠償請求に発展!

売りたい不動産の隣に建つ家は「疑惑の家」(写真:HAKU / PIXTA)

不動産を売却したいが、隣にある「疑惑の家」について告知する必要はあるのか――。弁護士ドットコムの法律相談コーナーに、ある男性が相談を寄せました。

男性によると、売りたい不動産の隣に建つ家は「疑惑の家」。そこに住む40代の息子は薬物依存症で長年入退院を繰り返しており、先日暴行事件を起こして逮捕されたそうです。数年前には、 息子から長年暴行され続けた父親が突然死亡したといいます。

息子が暴行事件を起こすたびに、母親は近隣にお金や贈り物を配って口止めしているといい、町全体が「異様な雰囲気」に包まれているそうです。

「客観的にトラブルが発生していれば、告知すべき」

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

不動産屋からは「不動産を売却する時は告知する義務がある」「隣でも告知して売却する場合は、かなり値引き交渉される」と言われたそうです。

今回のように、売りたい不動産の隣に「ワケありの家」が建っているという場合、売り主は買い主にその旨を告知する義務はあるのでしょうか。 高砂健太郎弁護士に聞きました(以下、高砂弁護士)。

宅建業者は、不動産を買おうと考えている人に対して、その物件に関する重要な情報を知らせる必要があります。これを「重要事項説明義務」といいます。

次ページ実際に損害賠償に発展したケースも
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • 占いのオモテとウラ
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
脱・ストレス 不安加速社会<br>への4つの処方箋

コロナ禍で、人と会ったり飲み会をしたりといった従来のストレス解消法がしづらくなっています。そんな今だからこそ、「脳」「睡眠」「運動」「食事」の専門家が教えるコンディショニング術でストレスフリーな状態を目指しましょう。

東洋経済education×ICT