「休暇の取らせ方」が下手な上司に欠ける視点

「かえって疲労困憊」な休み方をしていない?

あなたの部下は、きちんと夏休みを取れているでしょうか?(写真:foly / PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ」の大野萌子です。

夏もたけなわ、夏季休暇をすでに取られた方も、これからの方もいるかと思います。いつ取得しようか悩ましい思いをされている方も少なくないでしょう。同じ部署の人と休暇が被らないよう気を遣うあまり、すっかり秋になってから夏季休暇を取るなんて話もよく耳にします。楽しいはずの休暇なのに、ひと苦労ですね。

休暇に関する相談では、働く人からは「休ませてもらえない」、経営者や管理職からは「急に休みたいと言われて人の確保に困る」「繁忙期に長期の休みを求められても困る」という訴えが多くあります。

法的に認められた権利……ではあるが

企業によっては、工場のラインを止めるなどして、毎年全社一斉休暇が決まっているところもありますが、ある程度自由に設定できる場合に、上記のような問題が起こりがち。

そもそも休暇とは、「働かなければいけない日に休むことができる権利」のことを言います。つまり、もともと働かなくてもよい労働義務が免除される休日とは異なるのです。ということは、経営者や上司の立場からすると、業務の繁忙期に有給休暇の申請をされると、「この忙しいときに勘弁してくれ……」と思ってしまうのが本音かと思います。

取得する側は「法的に認められた当然の権利のはず」という認識を持っているので、ここで上司がイヤな顔をするなんてことがあれば、話が感情的になってしまいがち。そういったことを減らしていくためには、有給休暇の運用ルールを整備することも大切です。

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