”復興野郎”の僕が惚れた、男たちの名言

その復興愛に、ぐっときて、はっとした!

「誰もやったことないことをやるんだから、みんなで団結してやろう。前進することが重要」
「被災者はもう卒業。次代の開拓者にならなければならない」
「人が住まうことが重要。若い世代が残りやすいまちづくり、仕組みづくりを」

キーマンが集まった現地座談会。その収穫は大きかった

こうして座談会は、さまざまな想いや考えを持つ人たちの刺激的な意見交換の場となった。

若い人、ベテランのエラい人は見ている方向が同じでも、その手法や見解が違うことがある。とりわけ若い人は新しい方法をとりたがる。それに対して理解を示すものの、「物事には、ちゃんとした大人の進め方があるんだよ」とベテランの人がアドバイスをする。

座談会のいちばんの収穫は、あらゆる世代のキーパーソンが一堂に会したことだろう。初めて顔を合わせた人同士も多かったようだ。普段は交わる機会のない人たちがひとつになれた一日だった。

明日から、こいつら石巻で働かせますから!

「こうしたメンバーが1カ所に集まるのは珍しい。それがよかった」
「いろんな人を混ぜて、つなげてくれる。そういう意味で、ヤフーさんが来た意味は大きいね」

座談会の後の打ち上げでは、皆さんそう口ぐちにそう言ってくれた。

この座談会以降、残念ながら同じメンバーで集まる機会は持てていないが、出席者である若い人たちとベテランの人たちの間で、いくつかコラボレーション企画が後日、生まれたと聞いている。

自分と須永からすれば、今までキーパーソンにヒアリングさせてもらい、あらゆる情報を整理し、熟考の末に提示したプランは間違っていなかった、と再認識できる場になった。ヤフーの役員たちに、被災地で活動している方たちに実際に会ってもらい、情報を直接インプットしてもらえたことも今後活動するうえで、すごく意義があったと思う。

当時、まだ支社には壁すらなかったのだが…

が、実はあのときはまだ、復興支援室の5人が石巻に全員常駐するのか、何人か東京に残る係になるのか全く決まっていなかった。

なのに、テンションが上がりまくった役員たちは「明日からでも、こいつら、石巻で働かせますから!」と地元の皆さんに言って去っていったのだった。

当時、支社はまだ工事中で、壁すらなかったのに……。(次回に続く)

(構成:渡部 由美子)

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