世界の大富豪がこぞって買う特別な車たち よく知られたブランドが造ったレアな1台
リッチなカー野郎たちが、いまクルマに求めているものとは何か。市販車では満足できない彼らの欲望を満たす想像を超えたスペシャルな1台、エクストリームなクルマたちを紹介する。
どうせ買うなら“特別”が得 !?
ユニーク=独特。他にない、ということ。転じて風変わり、の意味にも使うけれども、世界のクルマ好きミンテッドたちがせっせと買いあさっているのは、単に風変わりなだけのモデルなんかじゃなく、“世によく知られたブランドが造ったレアな1台”、だ。
例えば先だって、メルセデス・ベンツが発表したG550 4×4スクエアード。期間限定販売で、お値段3500万円以上にも関わらず、早くもお金持ちの熱い視線を集めまくっている。理由はシンプルだ。セレブ御用達の、もはや定番というべきGクラスでありながら、ひとめで“他とは違う容姿”を持っていて、そこから誰もが容易に“次元の違う高性能もしくは高機能”を想像することができるから。
そういうことって身のまわりの至るところで起こってはいるのだろうけれど、クルマの場合、最近、特に過激。その理由は、フェラーリやロールズ・ロイスといったトップ・オブ・ヒエラルキー商品が、以前よりも“よく見かける”ようになったことに加えて、過去(大昔のみならず数年前であっても)の特別なモデルへの評価が急上昇した結果、どうせ買うなら“特別”が得、と、世のお金持ちは考えた、もしくは、算盤を弾いたから。