世界の大富豪がこぞって買う特別な車たち

よく知られたブランドが造ったレアな1台

電気仕掛けのクラシック。クルマは軽さが正義。軽くすればEVにしたって小さい電池でも航続距離が延びる。そんな真実をエクストリームに実現したのがこれ。風変わりには見えるけれど、クラシックなデザインだし、なんといってもモーガンブランドの新たな挑戦、ということで注目度も大。車重わずかに500kg、航続距離241kmというから十分使える !価格未定。 モーガン・EV3

例を挙げよう。世界499台限定で販売されたラ・フェラーリの実勢取引価格は今3億円前後で、早くも新車時価格の2倍。同時期のポルシェ918スパイダーやマクラーレンP1といったミリオンダラーモデルも軒並み2〜3倍になった。有名ブランドが出した特別なモデルであれば、高く買って楽しんでも、儲かる。

フェラーリに直談判してワンオフモデルを注文

日本上陸は9月を予定 ヴェイロンで見事に復活を果たした名門ブガッティ。VWグループの持てる最新技術の粋を集めて設計された新型シロンは、ヴェイロンに優る最高速性能と、ヴェイロンに欠けていたハンドリングファンを実現。ヴェイロンの中古相場が生産終了後に高騰したこともあって、生産前にも関わらず大人気。お値段2億円以上というのに。 ブガッティ・シロン

で、そんな世界で選ばれし500人くらいは、次に何を考えるのかというと、500人のなかでも特別になりたい、だ。さらに希少な限定車、たとえばラ・フェラーリのオーナーならラ・フェラーリ スパイダー、に興味が湧き、それでも飽き足らず、フェラーリに直談判してスペシャルなワンオフモデルを注文する。ベースにもよるけれど、だいたい3億円〜。つまり、ラ・フェラーリを手放すだけで、手に入る。そういう仕組みにもなっている。

スーパーカーの上をいくハイパーカーという存在 フェラーリやランボの限定車やワンオフに飽きたら?パガーニやケーニグセグといったそのまた上のブランドを狙うほかない。レゲーラは中でも特別な1台。このハイブリッドハイパーカーには多段ギア機構がなく、恐ろしく効率的な加速をみせる。0-400km/h 加速20秒は空前絶後。世界限定80台で2億円以上。お早めに。ケーニグセグ・レゲーラ

そんなわけで、クルマの頂上界では、パーソナライズプログラムや極少量限定生産(100台以下)、ワンオフオーダーが大流行中である。そして、それは、自動車メーカーがエンジンとシャシーだけを提供し、好きなボディをカロッツェリアに注文していた自動車黎明期への“先祖帰り”と言えなくもない。

ということは、だ。クラシックカーイベントなどでボクたちクルマ好きの目を楽しませてくれる歴史的な“風変わりデザインカー”に負けずユニークな最新モデルだって、近い将来、生まれてくるのかもしれない。

(文・西川 淳)

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