ドラえもん映画は、基本的に毎年3月に公開されている。大学2年の冬、無事に落単なく1年を乗り越えた筆者は、その年のドラえもん映画の公開を楽しみにしていた。その年公開されたのは、『のび太の日本誕生』のリメイク作『新・のび太の日本誕生』。元々好きな映画のリメイクだったこともあり、公開までの日々を毎日ワクワクすごしていたのを覚えている。
しかし、それほど楽しみにしていたにもかかわらず、実際に映画を観れたのは上映終了直前のGWごろだった。なぜなら、親から「もう大学の学費は払わない」と言い放たれ、これからの人生がどうなるのかわからないという不安のどん底に突き落とされていたからだ。
大学進学で距離ができ、改善したと思っていた親子仲
筆者はいわゆる毒親サバイバーだ。東洋経済オンラインにて連載しているエッセイ「ドラと毒親」で書いてきたとおり、両親の喧嘩で母親が物を投げるので、怪我をしないよう兄と身を寄せ合いながら机の下に隠れるような日々を送ってきた。
そんな筆者だが、大学生で上京し、物理的に母親との距離が離れたことで関係が少しだけ回復しているような気がしていた。母親いわく「子どもと一緒にいると嫌いになる」らしいので、筆者が引っ越すことで親子関係が改善したと思い込んでいたのだ。





















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