本田が語る人間観察のメリット
では、人間観察にはどんなメリットがあるのか? 本田はこう説明する。
「自分は相手によって、コミュニケーションの取り方を変えている。そのためには、相手にこう言ったらどうなるのか、っていうことが全部わかっていないと。だから普段の生活から見ている」
本田や宇佐美は自己主張が強く、「周りが自分に合わせるべき」と考えているタイプの選手だ。だが、ただ自分の要求を突きつけているだけでは、周りが合わせてくれるはずがない。
宇佐美はまだ人間観察を生かし切れていない部分があるが、本田は相手を理解し、要求の仕方を変えることによって、自分のイメージを浸透させることに成功している。
内田はそれほど自己主張が強くないように見えるが、実は周りに合わせるのではなく、さりげなく周りに合わさせているタイプなのかもしれない。
一方、日本代表で自分のスタイルを表現し切れていない選手は、自分のことばかりに意識が行きすぎている可能性がある。人間観察を習慣にして、周りを理解すれば、もっとやりたいことができるようになるかもしれない。
人間観察、およびそれを生かしたコミュニケーションは、自分のイメージを仕事場で実現するための基礎整備である。
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