育休取得者数、トップは三菱UFJの1503人 育児休業取得者数トップ100

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イクメンも増えるが依然少数派

男性の育児休業取得者も増えている。1人以上育休の男性社員がいる会社は315社、10人以上の会社は58社ある。パナソニック574人、マツダ333人、ソニー324人、シャープ273人などが上位だ。

ただ、いずれの会社も男性取得者が女性取得者を上回る。これは、育児目的の短期休暇が含まれる(パナソニック)など短期取得者が多いためだ。

女性は、出産後8週間は産後休暇が義務付けられているが、男性は出産後すぐに育児休業を取得できる。男性の取得は妻の産休中に数日から1週間といった短期型が少なくない。実態はお手伝い程度といったところだろう。

取得者ゼロの会社も575社と依然として多数派。男性の育休取得はまだまだのようだ。

■CSR企業総覧

企業評価の新たな視座として浸透してきたCSR(企業の社会的責任)。上場企業をはじめ有力1128社におけるCSRの取り組みを、国内最大規模のデータベースから各企業個別に紹介した、日本で唯一の刊行物。

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岸本 吉浩 東洋経済 記者

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きしもと よしひろ / Yoshihiro Kishimoto

1996年東洋経済新報社入社。以来各種企業調査にかかわる。『CSR企業総覧』編集長として、CSR調査、各種企業評価を長年担当。著書に『指標とランキングでわかる! 本当のホワイト企業の見つけ方』など。2023年4月から編集局記者、編集委員、『本当に強い大学』2023年版編集長。

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