アベノミクス相場「第二幕」の始まりはいつか 山崎 元が読む、ちょっと先のマーケット

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根岸Sの本命はトウショウカズンを抜擢

先のことを考えて今打つ手を考えなければならないのは、競走馬も同じだ。1月27日、日曜日の府中(東京競馬場)のメイン(11R)、根岸ステークス(GⅢ、4歳以上オープン、別定)は、厳冬期の調子と、1ハロン距離が長いダートのGⅠフェブラリーステークス(2月17日)との兼ね合いを考えなければならない。基本的に、後を狙う馬よりも、この条件を狙って来た馬を買ってみたい。

本命には12月にレースを使って叩き2戦目、鞍上にルメールを配したトウショウカズンを抜擢してみたい。前走、12月23日のギャラクシーステークスでは4歳のガンジスに僅差で敗れているが、当時ガンジスが順調に使っているのに対してトウショウカズンは休み明けだった。先行力のある同馬をゴール前、ルメールの腕でひと頑張り。父クロフネも府中のダート1400mにイメージが合うし、大型馬の叩き二走目でもある。

差のない対抗はガンジスで、府中ダートも、距離の1400mも得意で、順調に使われている。一番人気はこちらだろう。配当の妙味を考えると前記馬に力が入るが、ガンジスから単穴、連下への馬券も押さえておきたい。

単穴はダート短距離が合うエーシンウェズン、以下、実績のあるテスタマッタ、セイクリムズン、左回りダートに良績あるアドマイヤロイヤル、まで。

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