ドル円は95円方向も、当面の上値は90円75銭 ディーラー歴20年の達人が読む為替

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日銀金融政策決定会合(21~22日)では、2%の物価安定目標を決定、政府と日銀が円高とデフレからの早期脱却と持続的成長に向けた共同文書を取りまとめ、目標達成のために期限を定めず市場から資産を買い入れる追加緩和を決定した。

これまで物価に関しては「中期的な物価安定の目途」で当面1%としてきたが、安倍政権の意向を受けて、「物価安定の目標」に変更し、目標を2%に引き上げ、強力な金融緩和によって、できるだけ早期に2%の目標達成を目指すこととした。

相場は「噂で買って、真実で売る」、格言通りの展開に

そして物価安定の目標を達成するために追加の緩和措置を決定した。無期限の資産買い入れを導入し、現在の追加緩和計画で2013年末までに101兆円の資産残高の積み上げ終了後は、14年以降は毎月一定額の資産を買い入れる方式を導入した。

当面は長期国債2兆円程度、国庫短期証券(短期国債)10兆円程度、毎月13兆円程度の資産買入れを行い、これにより14年には資産残高が10兆円程度増加する。その後は、この残高が維持される見通しとなる。

市場の予想の2%の目標+量的緩和の拡大、その中で無期限という言葉を用いてリップサービスもしたが、なぜか結果は株安円高の流となってしまった。

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