「ダブル子連れ再婚」で幸福な家庭を築く方法 子供を悲しませないためには?

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他には、大学生二人の息子さんがいる男性と娘連れで再婚し、5年後にその再婚相手を病気で見送った人がいます。そのお姑さんが息子にかけてあった保険金を嫁に渡し、娘を一人で育てられるようにしてくれました。

社会人になった二人の息子からは、これからも籍は抜いても、息子なり兄がいることを忘れないでといわれ、感動した人がいます。あまり再婚だからと身構えすぎるのも、現実的でないようですよ。相手次第ということで。

再婚しても子どもが大切であることを伝えよう

あなたのような再婚の場合でしたらよく「ママを新しいパパに取られた」ように子どもに感じさせることがよくないと聞きます。

幸い今までは上手くいっているうえに、これからもまだ期間があります。3人で過ごす時間をできるだけ多く持ち、あなたにとって、息子さんがいかに大切な存在であるのか、いつもしっかり伝えましょう。そんな時間から、子どもさんがますます彼に懐くといいですね。

そして同居したその日から本当の父子になるのではなく、日々の生活の積み重ねで、父子になっていくのはいうまでもありません。

無くても七癖です。どのような、共存不能な癖がないとも限りません。最初から入籍せず、同居から始められることをお勧めします。

暮らしてみないと分からないことも有り、息子さんの父親としても彼は本当に合格点を持っているのか、気になる点を指摘すれば改めてくれるくらいの器量の持ち主か、子どもの目線を忘れずに暮らしてみて、かつ話し合われることをお勧めします。

「夫婦としてはいい人だけど、連れ子の子どもを可愛がってくれなかった」という理由で再婚を断念した人を何人も知っています。最悪なのは、子どもが再婚相手に虐待されているのに、離婚されるのが怖くて、助けてやれない母親になることですね。

私は無理に再婚相手を探すのは同意できませんが、せっかく彼のような存在の人に出会ったのでしたら、あなたの幸せが増すのは、子どもにとっても良いことだと思います。あとはあなたと彼次第、相性次第で運次第ということで。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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