NTTが総力を上げる、O2Oの全貌

日本最大級の実証実験の衝撃(下)

ネットとリアルが融合していくO2Oという新潮流において、NTTグループは、消費者と事業者の間を情報通信技術でつなぐインフラを提供する。

阪急阪神グループといったリアル世界のインフラを持つ事業者と協業し、ネットだけでなく、リアルの消費者行動をまとめて、ビッグデータとする。そして、ビッグデータを解析し、消費者に最適な情報を提供する。

NTTグループと他のO2O事業者を比較した場合、競争優位性はどこにあるのか。

「R&D(研究開発)が一番大きい。ビッグデータの基盤の部分などだ。西宮に行ってみればわかるが、Wi-Fiを利用した屋内での来店者の位置計測はかなり正確で、来店者の感触もいい。これは口で言うほど簡単ではない。技術力、エンジニアリング能力がNTTグループの最大の強み」と高屋氏。

今後は、ますますネットとリアルが融合していく時代になる。NTTグループは、O2Oを大きなビジネスチャンスとしてとらえている。

今までは情報通信技術を活用しなかったリアル企業や店舗が、情報通信技術を使うことが当たり前になってくる。そのとき、NTTグループとの接触機会が増えるはず。そこを大きなチャンスと見ているのだ。

NTTグループは、つねに日本の情報通信の基盤を担ってきた。O2Oというネットとリアルが融合する世界においても、当然インフラを担うという自負がある。

NTTグループの「本気度」に、O2Oの市場性を逆に感じ取ることができる。

(撮影:今井 康一)

 

 

 

 

 

 

 

過去の連載が本になりました。『O2O新・消費革命 ネットで客を店舗へ引きつける』(東洋経済新報社)として発売中。Kindle版などの電子書籍も展開開始。

 

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 「コミュ力」は鍛えられる!
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
『会社四季報』新春号を先取り!<br>波乱相場にも強い大健闘企業

企業業績の拡大に急ブレーキがかかっている。世界景気の減速や原燃料費・人件費の高騰が重荷だ。そうした逆風下での大健闘企業は? 東洋経済最新予想を基に、上方修正、最高益更新、連続増収増益など6ランキングで有望企業を一挙紹介。