新日本プロレスの売り上げを10倍にする 木谷高明・新日本プロレス会長に直撃(その2)

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急増している女性のプロレスファン

キム:今回、試合会場に行かせていただいて、女性ファンが本当に多くて驚きました。一生懸命ブロックごとに目計算してみたところ、だいたい3割ぐらいが女性でした。

これは棚橋弘至選手のような若手のかっこいいレスラーが増えたからでしょうか?

木谷:まあ、人によって入り方はいろいろですね。人によっては、プロレスをテレビ放送で偶然知って、「ああ、おもしろいな」「かっこいいな」という感じで入ってきてはまるとか。たとえば彼女(対談に同席されていた広報担当の後藤芙佑子さん)は、ブシロードが新日本プロレスを買収しなかったら、絶対ファンにならなかったと思うんだよね。

後藤:そうですね。

キム:ちなみに、ブシロードによる買収後、新日本プロレスの試合を見てみて、プロレスへの印象が変わりましたか?

後藤:買う前は本当に何も知らなくて、男くさいというイメージがあったんですが、実際に観てみると、イケメンレスラーが勢揃いで、スタイルも良く、筋肉も良いみたいな(笑)。

キム:では、今プロレスを見るとしたら、その魅力はやっぱりイケメンレスラーの筋肉になるわけですか?

後藤:イケメンレスラーと、その周りにいるような男性とは体型が違いますね。

キム:つまり、女性の間では、プロレス自体というよりも、そういうセクシーなレスラー個人についているファンのほうが多いわけですね。

木谷:まあ、そうですね。ただ、突っ立っているだけでは全然魅力はないですよね(笑)。やっぱり戦っている男の色気みたいなものってあるじゃないですか。

キム:確かに。

木谷:昔の猪木さんたちも色気を出していたわけじゃないですか。

キム:まあ、出してましたね(笑)。

木谷:その時は色気とは思わなかったんですけど、今の言葉にすると色気だと思うんですよね。

キム:なるほど、そういうことですね。

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