自分を「ダメ人間」と卑下するのは止めよう 小さな目標設定が大きな成功につながる

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「ダメな自分」と書かれていますが、自分をダメと評価しているかぎりは人生を好転できません。

「やればできる自分」というよいセルフイメージを持つことから始めましょう。そのイメージこそが、何かに挑戦するモチベーションを与えてくれます。仕事でミスがちょっと減った、半年ではなく仕事が7カ月続いた、本を1冊読めた。きっかけは何でもよいのです。昨日や今日できなかったことをできるようになったら、まずは素直に喜びましょうよ。

私の友人で、フリーターとして職を転々としていた人がいます。彼はネクタイをして、サラリーマンに交じって街を歩くことにまずは喜びを見いだし、スーツを着ることをまずは目標に1歩1歩進む自分を応援し続けていました。小さな喜びですよね。他人から見たら「なんだそれ?」という評価基準かもしれません。

でもそんな彼は、現在、国内外で2つの会社を経営しています。

大切なことは、世間が押し付けてくる評価基準で勝手に自分を判断するのではなく、自分自身に合った尺度と基準で自分自身を正しく評価し、1歩1歩前に進むことです。周りの言うことだけを聞いていたら、立ち止まってしまうことも多いでしょう。でも自分の言うことを聞いていれば少なくとも前には進めます。そしてそれでよいのです。

自分に合った速度で前に進むことが人生

なぜならば人生って、自分に合った速度で着実に前に進むことで、自分の生きている意味なりを探す旅なのですから。

悩んでいるのは決してまつもとさんだけではありません。一人では決してありません。

まつもとさんが、ご自身に対するセルフイメージを向上させるきっかけを見つけ、今日以上に明日のご自身を好きになれることを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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