それは端的に言うと、自分自身を好きでいるか否かの違いです。いただいた文章を拝見するにまつもとさんは、主に職場における他人からの評価で自信を失ってしまっているようです。
しかし、本当の自分というのは他人からの評価だけで決まるものでしょうか。もっと言うと、職場での評価だけで自分自身の評価を決めてしまってよいのでしょうか。私はそうは思いません。
自分自身の評価には、他人からの評価と自分自身からの評価がありますし、前者は職場、家族、友人といったそれぞれの集合体からの評価があります。したがって、同じ一個人に対する評価でも複数の評価や人物像が存在することとなります。これは決しておかしなことではありません。
自分の居場所は1カ所ではない
なぜならば、人を評価するうえで見ている視点が異なるからです。
仕事での評価は高いけれど、嫌われている人もいます。反対に仕事での評価は低いけれど、家庭や友人に愛されている人もいます。
つまり自分の居場所は、決して1カ所ではないのです。同様に、自分の評価も一つの軸・視点からの評価で決まるわけではありません。では、そのような複数の視点で一番自分の人生にとって大切な視点は何でしょうか。
それは自分自身に対する自分への評価です。誰が何と言おうと、自分が自分を応援し続けるかぎり、評価し続けるかぎり、人は前に進めます。
こんなことを言っては元も子もありませんが、私は他人の評価や目線を気にしたことは正直ありません。むしろ徹底的に無視しています。これは仕事上もプライベートでも変わりありません。
とはいえ、仕事では他人の評価軸・評価基準よりも自分の評価軸や評価の基準となるバーが高いがゆえに、周りの評価を気にせずとも誰よりも成長してきたつもりです。
そのような中、つねに上を目指し成功するために努力し続ける原動力はずばり、自分自身を応援し、自分自身を好きで居続けることです。その結果、自分に対するセルフイメージを高めることができれば、それが第1歩です。
失敗してもよいのです。それも自分の個性ですから。負けてもよいのです。次に勝てばよいのですから。100人に嫌われてもよいのです。1人に好かれることができれば。仮にその一人が自分自身だとしても、最初の1歩としてはよいじゃないですか。自分自身を好きにならないと、他人に自分を好きになってもらうことはできません。
自分に対するイメージを、ほんの小さな達成でもよいから少しずつ高めるのです。まずは自分を好きになるきっかけを探し、やればできるという自分自身に対するセルフイメージを高めることが大切です。
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