「ウォッカ」の真実をどれだけ知っていますか

知っておきたい薀蓄100章

41. そのため当時はポーランド文化圏でもゴシャウカ(ウオツカ)よりビールやワインが主流の酒であったという

42. しかし17世紀に入ると欧州の気候が〈寒冷化〉し、ポーランドではブドウの栽培が廃れてしまう

43. 大麦の生産は続いていたためビール文化は残るが、18世紀後半のポーランド分割で一部がロシア支配下に

44. その後19世紀を通じてロシアの影響が続いたためポーランドでもウオツカを常飲する習慣が根付いていく

ライ麦畑(写真: avq / PIXTA)

45. ポーランド・ウオツカは世界第2位の生産量を誇る「ライ麦」を使用しており名酒も多い

46. なかでも〈世界最強の酒〉として知られるのが、アルコール度数96度かつ火気厳禁の「スピリタス」である

47. 70回以上の蒸留を経て作られるこの酒は精製アルコールに近く、なめた瞬間痺れを感じるほど

現在でも薬剤として使用される、スピリタス

48. スピリタスは、海外ではウオツカとして愛飲するファンが多いが、ポーランドでは現在でも薬剤として使用

49. ときに水割りやカクテル・ベースとして飲用することもあるが、スピリタスをストレートで飲むことはない

50. 〈最高級〉という名を持つ「ビボロワ」はポーランドを代表する銘柄で世界第2位の出荷量を誇るウオツカ

51. 厳選した国産ライ麦を使用して製造され、ライ麦由来のサラリとした舌触りが特長的だ

52. 「ベルヴェデール」もまた100%ポーランド産ライ麦を使用し、純度を高めるため4回蒸留を行なっている

53. しかし味わいは意外にもクリーミーで、大統領主催の晩餐会などにも提供される良質品である

54. 「ショパン」はポーランド生まれの音楽家フレデリック・ショパンにちなんで名付けられたウオツカ

55. 「クルレフスカ」は社会主義体制の時代からウオツカの海外輸出を行ってきたポルモスの代表的ブランド

56. 小麦とライ麦を原料にした澄んだ味わいで、ボトルデザインは教会のステンドグラスを思わせる美しさだ

57. ビボロワと世界的販売量を競うベストセラー・ウオツカが「エクストラ・ジトニア」である

58. 穀物の旨みをストレートに生かした香味とドライな切れ味。「グレーン・ウオツカ」とも呼ばれる

59. ロシアのスタルカ同様に〈古い〉の意を持つ「シュタルカ」は、ライ麦を原料に古いワイン樽で10年間熟成

60. その後、マラガ・ワインを添加し度数50度でボトリングされ、澄んだ琥珀色とデリケートな風味を持つ

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