中国人高校生、「LCCを経営したい!」のワケ 成田空港でのインターンで考えたこと
私はアメリカ国籍の中国人で現在、米国にあるPhillips Academy高校の11年生。昨年7月1日~8月15日には成田空港にある中国・春秋航空のオフィスでインターンとして働き、この春には上海の春秋航空でインターンとして働いた。
この経験を通じて、従来からの夢だった「将来はLCCを経営する」という思いをいっそう強く固めた。大学や学科についても、LCCの経営者になるのにプラスになるようなところを選ぼうと考えているところだ。
なぜ私がLCCを経営したいと考えるようになったのか。それはLCCが今後とも大きな発展の可能性を秘めているからだ。
なぜLCCは安いのか
LCCは低運賃を実現するために様々なコスト削減の工夫を講じている。伝統的な航空会社の場合、人員輸送以外のサービスも無償で付属しているが、LCCでは事前座席指定、機内食、預かり手荷物、機内エンタテインメントなどが、すべて有料オプションになる。機内清掃も空港の従業員ではなく、客室乗務員自身が行っている。オフィスも華美ではない。
欧米諸国ではLCCの定期便がある路線は非常に多くなっている。例えば、今ヨーロッパで最大規模の航空会社はルフトハンザやエールフランスなどの有名航空会社ではなくて、LCCのライアンエアーだ。
観光客・ビジネス客の双方が積極的に利用するようになった今、「貧乏な人しか乗らない」というイメージはかなり薄くなってきたといえるのではないだろうか。
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