好きな芸能人やキャラクターなどを設定しているパターンです。プロフィールに好きな曲を設定できるようになったため、トプ画、ホーム画、BGMとすべて大好きなアニメでそろえることもできます。口下手な子でも、LINEのプロフィールから共通の趣味を持ったクラスメートとつながり、リアルな友人へと発展することもあります。
体育祭や合唱祭など、クラスが一丸となって競い合う行事の前には、プロフィールも団結します。たとえば体育祭では、「青が絶対勝利をもぎ取る!2016」といった各ブロック(チーム)のオリジナル画像が拡散されます。ブロック全員がホーム画に設定することで、一足早く応援合戦が始まったかのように盛り上がり、本番へと向かいます。
画像はネットで“拾って”いる
さて、中高生はこうしたトプ画やホーム画をどこで入手するのでしょうか。その多くは、画像交換アプリからダウンロードしたり、ネットで検索して保存したりしています。
人気の画像交換アプリでは、有名な芸能人や人気のアニメ、イラスト、写真など、トプ画やホーム画に使いたい画像が数多く配布されています。好きな画像を検索して「ダウンロード」ボタンをタップすれば、無料でいくらでも手に入ります。また、画像加工が得意な子は、リクエストに応じて芸能人の画像やイラストをコラージュして配布しています。
すでにお気づきの人も多いと思いますが、この中には著作権や肖像権を侵害している画像もあります。画像交換アプリの運営会社はこうした画像の配布を規約で禁止していますが、実際にはダウンロードし放題になっています。
もし、お子さんのトプ画が著作権や肖像権を侵害する画像だと気づいたら、声をかけてみましょう。インターネット上にあふれる画像は簡単に手に入れることができますが、その写真やイラストは誰かが何日もかけて作った大切な画像かもしれません。IT社会の基礎知識を学ばせるいい機会です。
そして今、法に触れるかもしれない画像を使っている人へ。スマホなら、大好きな友達、おいしかったスイーツ、きれいな夕焼け、すべて簡単に撮影できます。画像アプリを使えば、白紙から絵を描くこともできます。自分だけのトプ画が最高に自分らしい1枚ではないでしょうか。
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