「名前」も頻繁に変えます。「ゆい」から「ゆいっち☆」へ変更するならまだしも、本名が「ゆい」なのに「いちご」など、自分で勝手に決めた名前に変える子もいます。
女子だけでなく、男子にとってもプロフィールは重要です。とはいえ女子ほど自分アピールに真剣ではありません。プロフィール写真と名前を同時に変えて自分を隠し、グループで「おまえ誰なんだよ」と言われることに喜びを感じたりしています。
「プロフィール」にはパターンがある
中高生のプロフィールには、大きく分けて5つのパターンがあります。
「いつか手に届く 夢はかなえるもの」「君にだけ 届けこの思い」など、夢や友情、恋心をモチーフにしたポエムを載せるパターンです。有名な歌詞やオリジナルのポエムを、淡いパステル調の画像に書き込み、ホーム画にしています。
ポエムと聞いて、心の片隅がキュンとした人はいないでしょうか。ガラケーで学生時代を過ごした人は心当たりがあると思いますが、携帯画面の壁紙としてポエム画像は大人気でした。いつの時代も青春にはポエムがつきものです。
女子はとにかく友達が大切です。おそろいの服を着る「双子コーデ」、2人で1人を表す「ニコイチ」といった文化もあるほど、女子2人で仲がいいことをアピールします。トプ画はお互いに2人のプリクラ画像を設定するため、どちらか周囲にはわかりづらくなります。さらに、名前も2人の名前をつなげて、「りな」と「まい」なら「りなまい」にしてそろえることもあり、もはやプロフィールだけ見るとまったく区別がつかない状態を楽しみます。
恋愛まっ盛りのパターンです。トプ画は2人のプリクラ、ホーム画にはキス写真などデートの思い出が設定されます。とはいえ、最近は親ともLINEでつながっているため、露骨な画像は使えません。そこで、ペア画と呼ばれる、2つ合わせると1つの絵になる画像を使います。たとえば、彼氏がミッキーマウス、彼女がミニーマウスで、並べるとミッキーとミニーが手をつなぐといった画像です。ほかに、ステータスメッセージ(名前の横に表示できる一言)で「わがままでごめんね」「隣にいてほしい」などお互いへの思いを語っていることもあり、油断ができません。
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