就活生が不満爆発!「トンデモ面接」の8実態 「礼儀知らず」「常識はずれ」はむしろ企業側

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・「選考ではないといっておきながら目の前で紙に×の印をかかれたのが不愉快だった」(鉄道)
・「面接と言わなかったにも関わらずガチガチの面接であり、圧迫面接気味だった。ホワイト企業と謳っているのもタチが悪い」(エネルギー)

 

社会人だって無断キャンセルは多い

8.女性差別

女性の活躍を推進しようとする社会の流れに反して、面接での男女差別は依然として見られる。企業全体でこうした差別意識を払しょくする取り組みが必要だろう。

・「女性は結局出産と育児でいない期間があるから、企業にとってマイナスと言われた。総合職の面接で同じくらいの実力の場合は男性をとると言われた」(銀行)
・「女性の人事部長が終始意地悪な面接をしていたほか、男子学生には笑顔で接するなど、男女での対応の差がひどかった」(大学法人)
・「男性と私の学生2人対人事の集団面接で、男子学生には話したことについての質問を毎回していたが、私の話は聞いた後質問などされず、次の質問にすぐ移った。男女差別を初めて受けた。話を聞く気がないのなら呼ばないで欲しい」(IT)

 

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いかがだろうか。「最近の学生は……」と言う前に、企業側は自分たちの姿を客観的に振り返った方がいいだろう。ちなみに、企業の採用担当者が嘆く学生の会社説明会の無断キャンセル率の高さ。私たちが人事向けのセミナーを行う際の企業側の無断キャンセルの率と大して変わらないことを付け加えておこう。

寺澤 康介 ProFuture代表 HR総研所長

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てらざわ こうすけ / Kosuke Terazawa

1986年慶應義塾大学卒業。就職情報会社役員等を経て、2007年現会社設立。日本最大級の人事ポータルサイト「HRプロ」、経営者向けサイト「経営プロ」を運営。約25年間、採用・人事関連のコンサルティングを行う。2015年より中央大学大学院戦略経営研究科 客員教授。週刊東洋経済、労政時報、企業と人材、NHK、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、アエラ、文春等に採用・人事関連の執筆、出演、取材記事掲載など多数

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