ついに動き出した、巨艦・NTTのO2O

日本最大級の実証実験の衝撃(上)

駐車位置もアプリで記録

地図上にスマートフォンをかざすだけで、駐車位置を記録できる

特に便利なのは、車を駐車した場所をアプリに記録できる機能だ。駐車場入り口付近にある地図上で、自分が車を停めた場所にスマートフォンをかざすだけで、アプリに駐車位置を記録できる。

阪急西宮ガーデンズを訪れるとわかるが、駐車場が巨大で入口が複数あり、わかりにくい。車を停めた場所をアプリに簡単に記憶させておけば、停車位置が思い出せず慌てるということもなく、安心して買い物できる。

NTTがO2Oの実験を行っているのは、阪急西宮ガーデンズだけではない。

大阪・梅田の商業施設「阪急三番街」「HEPファイブ」などでは、画像共有SNS「Pinterest(ピンタレスト)」のような、写真共有アプリ「ウメダ・スタイルクリップ」を提供している。

画像共有アプリ「ウメダ・スタイルクリップ」も提供

来店者と店員は、自分の好きな商品、おすすめ商品などの写真を投稿してアルバムのように一覧にし、共有できる。来店者と店員はお互いにコメントし合い、コミュニケーションを取ることもできる。

このアプリは利用すればするほど、自分の好みや関心に合った写真が自動的に優先して表示されるようになってくる仕掛けだ。ここにはビッグデータ分析が活用されている。

以上のように、およそO2Oで想像される未来像をNTTグループは“フルパッケージ”でいち早く関西で実現した。

そこには、Wi-Fi位置計測技術、かざすだけでデータのやり取りのできるNFC、クーポンのプッシュ配信、ビッグデータ分析といったNTTが持つ情報技術が、惜しみなく投入されている。

大規模O2Oに取り組むNTTグループの目的は何か。

次ページNTTのO2Oチームは日本最大級!
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • ブルー・オーシャン教育戦略
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本人が知らない古典の読み方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。