「初のひとり出張」を乗り切る5つのポイント 新入社員のうちに身につけておけば安心だ

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ポイント2 余裕を持ったスケジュールを組もう

たくさんの予定を詰め込むのは良いが、出張先では何が起こるかわからない。悪天候で、乗る予定の電車やバスが遅れることもあれば、予定が押して、電車に乗り過ごすこともあるだろう。特に地方だと、一本乗り過ごすと、次が30分~1時間後ということが普通にあり、後の予定が大幅に狂いやすい。

土地勘のない場所では、電車の乗り間違いもよく起こる。「ホームに停まっていた電車に急いで飛び乗ったら、目的の駅を通過する急行列車で、冷や汗をかきながら戻ってきた」という経験が筆者にもある。東京の私鉄で、相互乗り入れの仕組みがわからず、予定外のところに連れていかれた、なんてこともありがちだ。

こうした事態が起きた時、予定を詰め込みすぎていると、訪問先に迷惑をかけることがある。出張のスケジュールは余裕を持たせることが大切だ。相手のオフィス近辺に1時間前には着くぐらいの余裕を持たせれば理想的だ。

予定していたルートが運休などで使えなくなった時のことを考えて、その他のルートがないか、下調べしておけば盤石。「スマホがあればその場で調べられる」と、思うかもしれないが、電池切れや紛失などの可能性もある。

目的地までの地図も、スマホやタブレットだけに頼るのではなく、念のためプリントアウトして持っておけば安心だ。紙ならタクシーに乗った時に運転手に渡しやすい。

最近はホテルが非常に取りにくい

ポイント3 泊まりの出張が決まったら、その日のうちにホテルを予約

泊まりの出張の場合はホテルの予約が必要だが、最近はインバウンド客の増加の影響で、ホテルの部屋が非常に取りにくくなっている。観光地だけでなく、その周辺の地域でも、手頃な価格のホテルはすべて満室ということは少なくない。

筆者もここ最近、2回ほど関西に出張したが、1週間前でも目的地周辺のホテルが埋まっていた。京都では、市内は最初からあきらめていたが、滋賀の大津でも見つからず、結局、草津まで行くことに。そこでも外国人観光客の姿をチラホラ目にした。神戸の三田では、予約サイトでは部屋の空きがなく、直接ホテルに電話をかけて部屋を確保した。

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