「痩せない人」が誤解している糖質制限の本質 良い脂質を摂るならカロリーは気にならない

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実際、私がアドバイスを行ったクライアントの中には、炭水化物中心からアブラ中心の食生活に変えて「ファットバーニング」の状態を獲得し、1カ月で8キロのダイエットに成功したり、肥満からくる心臓病の予兆やうつ症状が改善したり、仕事でのパフォーマンス向上によって年収アップにつながったりなどの変化を体験するケースもあります。

「4つのアブラ」をバランスよく摂ろう

では、どうすれば「“良いアブラ”(脂質)を積極的に摂る」ことができるのか?

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近年、オリーブオイルやココナッツオイルのブームを皮切りに、亜麻仁オイル、えごまオイルなどの「健康に良い」と言われるアブラをスーパーでもよく見かけるようになりました。こうしたアブラは大きく「飽和脂肪酸」「オメガ9」「オメガ6」「オメガ3」といった種類に分かれるのですが、「どれか1種類に偏るのではなく、不足しがちな『オメガ3』を中心に、すべてをバランスよく摂る」ことが重要です。

その結果、「1日に積極的に摂るべきアブラ」として、たとえば次のような「4つのアブラ」の組み合わせをすすめています。

・ギー(あるいは牧草牛のバター)

・バージンココナッツオイル(あるいはMCTオイル)

・エキストラバージンオリーブオイル

・亜麻仁オイル(あるいは麻の実オイル)

これらを1日3食として、1回の食事にだいたい1~2テーブルスプーン(15~30グラム)、1日では合わせて8テーブルスプーン(120グラム)前後を目安に、料理に直接かけたり混ぜたりして偏りなく摂るのです。ダイエットに絞って言うとカロリーのことばかりが指摘されますが、同じカロリーでもそれが糖質か脂質かによっても結果がまったく違ってきます。アブラ中心で1日4000キロカロリーを摂っていても、どんどん痩せるケースもあります。

アイザック・H・ジョーンズ ヘルスドクター

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あいざっく・H・ジョーンズ / Isaac H.Jones

国際的なヘルス&ウェルネス専門のコンサルタント会社「エレベイズ・ヘルス」の設立者として、ハリウッド俳優やサウジアラビアの王族をはじめ、経営者、起業家など年間200人以上の世界中のトップエグゼクティブに健康指導を行う。世界各地で講演活動も精力的に行う。アメリカジョージア州アトランタに在住。

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