コツは過去の四季報を続けてチェックすること
そこで、今回は、不動産情報検索サイトを運営するネクストを取り上げます。同社の矢印は下表の通りです。過去6号を一覧にしました。ここで工夫が必要です。読者の皆さんのセンスが重要になります。
いびつな株価が形成されないという前提のもとに、業績の推移に株価が収れんすると予想します。そこで、矢印の先端をつなげていきます。コツは、できるだけ「なだらかな曲線」になるように、矢印の先端を通ることです。
また、過去の四季報を6期(6回)分、使うことがポイントです。4期ですと、つなげた軌跡がなだらかになることが少ないので、今後の株価の動きを予測することが困難なのです。
実は、ネクストの前にあげたエレクトロニクス関連企業の表のように、5期分でも、分析が鈍ります。公共の図書館などでは、過去1年分の四季報が所蔵されていますが、2年分を所蔵する図書館は少ないようです。そこが「勝ち逃げる要諦」です。意中の銘柄の矢印を記録しておくか、あるいは、四季報のバックナンバーをしっかりと保管しておくかをおすすめします。
さて、ネクストの四季報新春号の矢印が気になりますね。
同社の株価は、11月中旬から動意づきました。現在発売している秋号の矢印が急速に織り込まれた可能性があります。あるいは、次号の矢印の向きを予想した投資家の売買の行動かもしれません。
もし完全に織り込まれていたなら、13年新春号の矢印が、もし「前号並み」なら、「がっかり売り」が出る可能性があります。市場は、上向きの矢印を織り込んだかも知れません。
一方、上向き1つなら、上昇トレンド継続で、2つなら、株価の上昇に弾みがつくはずです。こうした矢印情報を含む、お宝情報盛りだくさんの、次号の四季報に注目がますます集まります。
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