「ワン・ツー・スリー・フォー、はい! そこで、真っ二つに――斬る!」
「左足を出して、“袈裟斬り”! 体重は後ろ。斬ったら体を戻して」
リズミカルな音楽と、情熱的でユーモラスな、たかふじ氏の掛け声により、スタジオはますますヒートアップしていく。
「はい、次は″突き″! 足を大きめに開いて、ウエストを右に折り曲げて、右下に刀を突く!」
「たまった脂肪に――トドメ! はい、そこで脂肪にトドメを刺す!」
刀を持ちながら、ぐぐっと限界まで体を横に折り曲げ、横腹がプルプルするのを感じながら、そのままの状態をキープ。お腹回りのしつこい敵に効きそうだ。
「スーツの着こなしがきれい」と褒められるように
2~3分の休憩タイムは、誰もが疲労困憊の様子。
「ちょっと疲れたかもな」「いやいや、ちょっとじゃないだろ」と笑い出す人たちも。参加者は戦友ともいえるので、自然と仲間意識が芽生えるようだ。
そしてレッスン後半は、待ちに待った"打ち合い"に。
この打ち合いがうまくなるために、前半の地道なエクササイズを頑張る人も多いそうだ。
皆が刀を木刀に持ち替えて、後半戦が始まる。
「まずは、二人一組になって、剣先を相手の目に向ける“正眼の構え”に」
「互いの距離感を測って――、上、下、上と打ち込み、つばぜり合い。ハイ、そこで互いに180度回転する」
「その後、1回相手に近づいて、パーン!と打ちあってから、再び正眼の構えに」
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