「週刊文春」はデジタル時代にも稼げるのか

有料購読で稼ぐモデルが見えてきた?!

週刊文春はデジタル時代にも稼げるのでしょうか?
わたくし、TKO木本武宏が、複雑な現代の世の中について、その道の専門家に教えを乞う「基礎から知りたい」。第4タームの3回目も引き続き「週刊文春」の編集長、新谷学さんです。雑誌が売れない時代に「週刊文春」は独走していますが、その先の「デジタル時代」をどうやって生き残っていくのか? 編集長が考える秘策はあるんでしょうか? その前編です。

メディアの流通革命が起こっている

この連載の過去記事はこちら

木本:今回は、デジタル時代に稼いでいく道はどこにあるのかを伺います。いまはネットでニュースになったから雑誌を手に取るケースがすごく増えていると思います。

新谷:「週刊文春デジタル」は2014年4月に立ち上げて、現在の会員は約6000人。売り上げは月に600万円強。紙に比べるとまだまだ微々たるものですが、手応えはあります。いま、メディアで起こっていることはコンテンツ革命というよりも流通革命だと思うんです。中身が変わらなければいけないのではなく、中身を読者にどう届けていくか。いかにいままでなかった経路を使って、うちのコンテンツを届けていくのかが大事な時代です。その一歩として「週刊文春デジタル」を立ち上げました。

木本:中身よりも流通経路が変わってきたと。

新谷:きっかけはドワンゴの川上量生(かわかみ のぶお)会長と意気投合したこと。彼曰く「週刊文春はAKB、ジャニーズなどの芸能ネタをやるので、その意味で若い人との親和性が実は高い。週刊文春というひとつのキャラクターとしての可能性がありますよ」と。はじめてみたら、興味深いのはアクセスしてくる半分が、10代から20代なんです。

木本:そんなに若いんですか?

新谷:紙の読者が40代、50代、あるいはその上が多い中で、紙とは違う層がアクセスしてくれているんです。

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