ドストエフスキー著『カラマーゾフの兄弟』の新訳版が100万部を超えるベストセラーになったように、最近古典の新訳が時折ブームになる。これは時代が古典を求めている表れだと著者はいう。インターネットの発達により情報の新陳代謝の速度が上がってきた現代だからこそ、古典はその価値を増しており、そうした名著を自分の古典として日々の生活や思考に生かす力が「古典力」になる。
解説を先に読んで知識を得てから読む、精読にこだわらずパラパラ読みをするといった読み方のコツを伝授し、何から読めばいいかわからない人のために、古今東西の古典から100作品を選んで読み方ガイドをつけた齋藤流「古典のすすめ」になっている。
岩波新書 840円
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