その国の国力に陰りが生じ、政治指導力が衰退すれば、周辺諸国はそのすきに乗じて攻勢に転じ、やがて国土はしぼんでいく。中国、ロシア、韓国、北朝鮮などの動きは、まさに日本をそんな状態に追い込むものだという。
こうした領土がらみの問題を外交によって解決するには、国際世論を味方に引き入れなければならず、そのためにはしたたかなインテリジェンスが必要だと著者らは説く。そして、日本が持つべきインテリジェンスとはどんなものなのかを探っている。
尖閣諸島や竹島の領有、北方領土、沖縄と日米同盟、北朝鮮の核の問題などを、元外務省分析官と外交ジャーナリストが、外交戦略の観点から語り尽くす。
新潮新書 756円
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