希代の棋士が、対局における極意の数々を披露する。著者は対局に臨む際、「直感」「読み」「大局観」の三つを念頭に置くという。その中でも直感は、論理的思考を構築していく時間的猶予がない中で、最善手を導き出すために必要な力である。
直感力とは考えに考えて、あれこれ模索した経験が蓄積された結果、脳の回路が鍛えられて培われるものという。日常生活の中でも、自分自身の考えによる判断、決断を繰り返しながら自覚的に直感力を磨く方法が説かれている。
データ分析と勘の併用の仕方やスランプから抜け出す方法、思いどおりにならない時間をいかに楽しむかなど、具体的な物事への最善の処し方も語られている。
PHP新書 798円
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