「ノマド=カフェで仕事」ではありません

遊びと仕事の境目がなくなれば、どちらも手にできる

ノマドとは、働き方というよりは生き方です。「会社を辞め、モバイルを駆使してカフェで仕事をすること=ノマド」というイメージが独り歩きしている感もありますが、私の考えはまったく異なります。

「自由でオルタナティブな働き方」を含めたライフスタイル全般を指すもの、それがノマドではないでしょうか。それゆえに組織に属していてもノマドライフを送っている人はいますし、フリーランスであっても制約が多い「縛られた生き方・働き方」をしている人もいます。

何を選ぶかは個人の自由なのですから、どちらが良い・悪いではなく、自分に合った生き方・働き方を、それぞれが自分の意思で選ぶ時代が来ていると感じています。

 『ノマドライフ』(朝日新聞出版)で書いたとおり、私は皆さんに独立せよとも、会社を辞めろとも言うつもりはありません。自分に合った道を選ぶとき、1つのオプションとしてノマドという生き方を知っておいてもらいたい。伝えたいのは、ただこれだけです。 

子どもたちに「大きくなったら何になりたい?」と尋ねると、「お医者さん」「学校の先生」「スポーツ選手」といった答えが返ってきます。「公認会計士」「IT起業家」などという回答は出てきません。それは、これらの職業が不人気なのではなく、子どもは自分の世界で知りうる職業しか選択肢として持たないからです。 

これからの世の中は、「会社員」であることのほかに、「独立起業」か「フリーランス」か、といった従来型の働き方以外のオプションが増えてきます。それなのに、子どものように「自分の世界で知りうる働き方」だけで人生を決めてしまうのは、何とももったいない話ではないでしょうか。  

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