ついに登場したウインドウズ8の強みは? PCとタブレットを両立
米マイクロソフトは10月26日、パソコンやタブレット端末向けの新しい基本ソフト(OS)「Windows(ウインドウズ)8」を全世界同時に発売した。
世界中の各端末メーカーから1000機種以上、日本国内では約250機種のウインドウズ8搭載マシンが順次投入される見込み。加えて、来年1月31日までの期間限定で、既存の「WindowsXP」や「WindowsVista」「Windows7」を搭載したPC向けに、アップグレード用のパッケージ製品(5800円)とダウンロード製品(3300円)も販売する。
ウインドウズ8で目を引くのは、従来型パソコンのようにキーボード、マウスによる入力だけでなく、スマートフォンやタブレット端末のように、指やタッチペンを使ったタッチパネルの操作に対応していることだ。米アップルの「iPad(アイパッド)」シリーズをはじめとして、急速に普及が進む他社のタブレット端末への対抗を強く意識したとみられる。
「お客さんの食いつきがすごい。逆にわれわれがびっくりしたぐらいだ。これはいけるぞという感触を強くした」。発売記念記者発表会に先駆けて開かれた前夜祭や朝方の発売イベントにも出席した、日本マイクロソフトの樋口社長(=上写真=)は、会見の冒頭でこう切り出した。
実際、ウインドウズ8を搭載するとどんなことができるのか。記者発表会でマイクロソフトが披露したプレゼンテーションで一部紹介しよう。