お金持ちになるには?バフェット5つの教え

「頭が良くなくても、誰でも成功できる」

今回、私が東洋経済オンラインの読者にご紹介したいのは、以下の5つの質疑応答です。特に若いビジネスマンや投資で成功したいと思っている方には、質問①と⑤を読むことをお勧めします。

「頭がよくなくたって、お金持ちになれる」

質問①:どうしてこれほどの成功をおさめることができたのか。

答え(以下すべてバフェットの答え):特別に何かをしたということはないんです。好きなもの(「コカ・コーラとステーキ」を食べ、好きな人と付き合い、私はいつも幸運だった。毎日幸せで何の不平もありません。人間はIQ(知能指数)が高い必要はありません。感情をコントロールすることが必要で、自己破壊的な行動をして、リスクを冒さないことです。賢く考え、よく振る舞い信頼を得ることも大事です。
早朝5時の株式総会の入り口風景。いい席を押さえようと、泊りがけで並ぶ個人投資家も少なくない

この答えには、赤字の部分も含め、これまでのバフェットの発言からつながる、大変深い意味があるといえます。

すなわち「自分の好きなことを早く見つけ、自分が理解できる領域(守備範囲)で仕事をし、自分より上のレベルの信頼できる人とビジネスをやりなさい」と言っているとみてよいでしょう。また、たくさんの本を読み、学び続けることの大切さもバフェットは強調しています。いみじくも92歳のマンガ―も「金、名声は元々ほしくない。92にもなって、知らないことが多い。まだまだ吸収し続けている」と言っています。

質問②:バフェット亡き後、バークシャー・ハサウェイの企業文化は守られるのか。

答え私が死んだ後も、バークシャーの企業文化は私の後継者、取締役メンバー、傘下企業の経営者に、何十年にわたり連綿と生き続けるでしょう。
ネブラスカ州・オマハにあるバークシャー・ハサウェイの本社があるビル。上層階を一部賃借している

この類の質問は高齢のバフェットに対して、いわば「恒例の質問」になっていますが、おそらくマンガ―もいうとおり「なぜそんなことで皆さんは心配していたんだ」という状況になっていることでしょう。バークシャーの企業文化は、いわば自然増殖的に成長していく仕組みがしっかりできているとバフェットは言うわけです。

質問③ : バークシャーが株を保有している金融機関、バンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴのデリバティブポジションにリスクはないのか?

答え:デリバティブは本質的に複雑な問題を抱えています。デリバティブ契約が履行できないリスクは、大きな問題だ。オーディター(会計士)も正確にリスクは測れません。片方のパーティーの4大会計事務所の一つがカウンター・パーティのオーディターも担当しているということがよくある。デリバティブは時限爆弾のようなものです。ただし、おっしゃった2社のデリバティブポジションは問題ないと考えます。

バフェットは2008年のリーマンショック前に、いみじくも「デリバティブは大量破壊兵器だ」といって、デリバティブのリスクを指摘していました。バフェットが買収した保険会社のデリバティブポジション解消に4億ドルの損失を出した苦い経験も述べています。

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