ビル・ゲイツは桁外れの逆張り成功者である

先行き不透明な技術に投資をし続けた

マイクロソフト創業から20年、どこまでものになるかわからない技術にひたすら投資していたビル・ゲイツ(撮影:大隅 智洋)

前回の記事で投資には「順張り」と「逆張り」があるという話をした。

前者は、株価が上がっているときにその株を買い、下がり始めたら売って利益を得る手法だ。マーケットの流れに素直に従って売買する分、比較的、誰でも手を出しやすい。

一方、後者は、株価が下落、もっといえば暴落しているようなときに買い付け、上昇に転じたときに売って稼ぐ。順張りのように常に市場の動向を見て売り買いしなくていい反面、焦らずに待てるだけの度胸がいる。

ウォーレン・バフェットの投資手法

逆張りで有名なのが、アメリカの投資家ウォーレン・バフェットだ。

記憶に新しいのが2008年のリーマン・ショック。金融業界が震撼するなか、バフェットは経営危機に陥ったゴールドマン・サックスに50億ドルもの大金を出資して、世間を唖然とさせる。

少しでも経済を知る人なら、これがいかに常識破りの行動かわかるはずだ。しかし、バフェットは正しかった。2013年10月の『ウォール・ストリート・ジャーナル』によれば、この巨額投資は、同じころ彼が行った他の投資と合わせ、結果的に100億ドルの利益をもたらしたという。

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