84歳バフェット株主総会に4万人熱狂の理由 ビル・ゲイツも参加し一般株主におもてなし!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
株主総会当日の早朝、新聞投げ競争のイベントに参加する、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と「投資の神様」バフェット氏。視線の向こう側には家のポストがあり、どれだけ近くに新聞を投げれるかを競う。ゲイツ氏の表情は真剣そのものだ(筆者提供)
いよいよ日本でも株主総会が本格化、16日はトヨタ自動車の総会も開催。「種類株」についての質問などが注目を集めそうだ。
株主総会の形はさまざまだが、やはり改めて比較したいのが、世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイの総会だ。今年は同氏が繊維会社だったバークシャーを買収して、投資会社として再出発してから50年目の株主総会。「投資の神様」はランチタイムをはさんで丸々約6時間、株主からの65もの質問にほぼ一人で回答した。5月に開催されたバークシャーの総会について、独立系の資産運用アドバイザーである尾藤峰男氏に寄稿してもらった。

株主総会への参加は、なんと4万人!

バークシャー・ハサウェイの株主総会が、米国ネブラスカ州オマハで開催された(5月2日)。オマハは、シカゴから飛行機で約1時間半ほどの場所にある。私自身は、今回が昨年に続き2回目の参加だった。

今回の株主総会は、ウォーレン・バフェット氏がもともと繊維会社だったバークシャー・ハサウェイを買収してから50回目の株主総会だ。それだけに参加する株主も多く、前回の3万8000人を上回る4万人超が参加する盛大なイベントとなった。人口43万人の町に、これだけの人数が集まるのだから大変な騒ぎだ。今回の株主総会でも、最高経営責任者である84歳のバフェット氏、91歳のチャーリー・マンガー氏が登壇し、ランチタイムを挟んでまるまる約6時間、株主からの65の質問に回答した。

オマハの賢人と呼ばれ、世界で最も尊敬を集める投資家であるウォーレン・バフェット氏は今の米国経済、株式市場をどう見ているのだろうか。これは日本の投資家も気になるところだろう。

次ページバフェット氏は米国経済をどう見ているのか
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事