「逆張りの人生」とは、実利を手にする人生だ

アマノジャク的人生を楽しもう

値上がりなど期待できない玉に人生を賭けて身の破滅、なんてことも無きにしも非ず(写真:はっぴーぴっくす / PIXTA)

この世にはアマノジャクな人間がいるものだ。

よく「逆張りの経営戦略」「逆張りの人生」といった言葉を目にするが、時代の流れにあえて逆らい、人が選ばないことにお金や時間をかける連中だ。

「逆張り」はもともと証券用語。株価が下がっているときに買い、上がったときに売る投資方法で、この反対を「順張り」という。上昇相場で玉(ギョク)を仕込む順張りに対し、逆張りはアマノジャク的である。が、破綻寸前の会社でもないかぎり、株価がゼロになることはほとんどない。どこかで上昇に転ずることがあろうから、いつかは儲かる可能性があるはずなのだ。

私は「逆張りタイプ」である

ただし、このやり方で儲けるには、時間がかかることを覚悟しなければならない。ときにとめどない下落を横目で見つつ、ひたすら上昇気流を待つことも必要だ。その到来が1年後か、10年先か、それは誰にもわからない。

人間に「順張りタイプ」と「逆張りタイプ」があるとするなら、私は明らかに後者である。

世間が美徳とする我慢や忍耐は大嫌い、これまで人生に目標らしきものをもったこともない。大学卒業後は知り合いの伝手(つて)で自動車部品メーカーに入り、大阪勤務になったのを機に出版社のアスキーに転職した。出社初日にマイクロソフトへ出向を命じられ、以後20年をコンピュータ業界で費やす。

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