「本当のお金持ち」が銀行員を信用しない理由

投信、ローン、保険とはこう付き合っている

無責任なことは言いたくありませんが、やはりおカネを本気で増やしたいなら資金が乏しいうちだろうと、資金が積み上がってきた後だろうと、ローンなり担保なりを使って、リスクの許容範囲で「背伸び」をうまく使い、キャッシュがキャッシュを生む状況をいち早く作り出すことが重要だと思います。

3.保険には入らず、生きるのに必要な資産をつくる

●一般人は、保険に勧められたので入る
●小金持ちは、保険に相続対策で入る
●大富豪は、保険に興味がない

 

日本は世界でも有数の保険大国です。生命保険文化センターの調べでは、1世帯平均の年間保険支払料は52.6万円。また、生命保険協会の統計によると、2011年に世界で支払われた生命保険料の2割は日本人が占めたそうです。

ただ、私がプライベートバンカーになって真っ先に気づいたのは、大富豪は保険にほとんど興味を示さないことです。考えてみれば当然で、保険とは万が一のときに本人や家族が生活に困らないための防護網です。潤沢にキャッシュを持っている大富豪には関係ありません。もし、お知り合いに保険の営業マンがいたら聞いてみてください。小金持ちの顧客はやたらと多くても、大富豪はほとんどいないはずです。

小金持ちが生命保険に入る理由に相続対策があります。大別すると3つあります。

① 税金対策

死亡保険金には非課税枠が存在します。具体的には「500万円×法定相続人の数で、相続人が3人なら1500万円分までの死亡保険料は相続税の対象になりません(現金で1500万円相続するより、死亡保険金として相続するほうが税金を考えるとプラス、ということ)。ただ、数十億円規模の資産をもっている人からすれば、あまり大きな効果はありません。

② 係争を予防するため

保険には遺産相続のいざこざを防ぐ効果もあります。死亡保険金は現金や不動産、株などの相続と違って、遺産分割協議(法定相続人全員の承諾を得ること)が不要です。事前に受取人を決めておけば、確実におカネが渡る仕組みになっているのです。ただ、これも大富豪の方々は遺言を活用される人が多いため、この役割を満たしていることが多いです。

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