新TOEIC直前!やるべき「たった2つ」のこと 「空回りリスク」が高まるこの時期
だから、形式変更で(仮に)テストが難しくなったのだとしても、あなたの点数は大して変わりはしないのです。むしろ、「今回は難しくなったから点数が落ちるかも……」「落ちても仕方ないか……」そういう気持ちで臨んでいること自体が、スコアアップ、実力アップを阻害します。そうではなく、「みんなが正解数を下げるようなら、私は逆に上げてやろう!」という気持ちで臨みたいものですよね。
残りの限られた日数で、新TOEICに対応する
今回、5月29日から始まる新TOEICを受験すると決めたみなさんは、さまざまな学習をしてきたことと思います。そして、最後の追い込みであるこの数日間で、できるだけのことをしたいと考えているでしょう。そこで、少しでもスコアアップを狙うと共に、自信をつけるために、今からできる「ベストな方法」をお伝えします。
大きな結論としては、「単語を覚える」「問題を解く」こと!この2つに尽きます。逆に、これ以外のことはしないで下さい。勉強法の検索、テクニックを磨く、シャドーイング、ディクテーション、Tedを聞く、などをしないで下さい。文法の勉強もしなくていいです。
実に根本的なことですが、この2つを集中的に行うことが、残り数日でTOEICスコアを上げるためには最速・最善の方法です。あと数日という限られた時間の中で、思考力の向上、根本的な知性の向上は見込めません。読解力も、耳を慣らすという行為も達成できないでしょう。
そもそも、いくら読んでも、いくら聴いても、単語力が足りなければわからないものはわかりません。わからない単語が多い中、英文を読んでも聞いても、「あーやっぱりわからないー」と焦りや不安の気持ちが大きくなってしまうだけです。こうなると、空回りしてしまいます。やる気がないわけじゃない、努力していないわけではない、なのに前に進んでいけない。空中で自転車を一生懸命こいでいる(車輪は回転しても前には進まない)ような状態になってしまいます。もったいないことです。
しかし、単語力は、たとえば1日30個の単語を覚えると決めれば、必ずその分進んでいきます。そしてこの増えた単語力は着実にスコアに繋がります。こうした「一日に単語を○○個覚える」という定量的な目標を設定すると、テスト目前の焦りや不安が生じやすい時期であっても、地に足をつけて前に前に進んでいくことができます。
もともとTOEICのスコアアップに最も大切な単語力。それを定量的に、コンスタントに進めていくことが、テストの形式が変わろうが変わるまいが根本的(エッセンシャル)に大事なことです。
しかし、ここで注意したい点は、以前の記事でも口を酸っぱくして言いましたが、英単語を「単純暗記」しないこと。単語は「ストーリーの中で覚える」のが最良の方法です。「英単語」と「訳」を念仏のように唱えて頭に叩き込むのではなく、何らかのストーリーの中で――できればTOEICに頻出する単語を集めた「TOEIC専用ストーリー」を読んで覚えるのがベスト。最終的に、「英単語」を見たときに「日本語訳」を思い出すのではなく、“実像”や“概念”といったイメージが浮かぶのが理想の形です。
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