日本流ファストフード!「みそまる」の威力 疲れが取れ、体調がよくなる人も

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そのポイントをズバリ解決してくれるのが「みそまる」だ。作り方は至って簡単。赤・白・合わせみそなど好みのみそに、だしの素としてかつお節やいりこの粉末を加え、具材を混ぜるだけ。それを手の平でコロコロと丸めれば出来上がり。一度にたくさん作り、ラップで包んで、冷凍保存すれば、1カ月ももつので便利。飲みたいときは、お椀やカップに入れてお湯を注げばみそ汁の完成だ。

「みそに興味を持って、もっと手軽に飲んでほしいと考えて、戦国時代の武将が携帯保存食としていた“みそ玉”を、ネーミングも新たにかわいく現代風にアレンジしました。『みそまる』を溶かして飲めば、心もまあるく穏やかに。そして世界の人々がまあるく繋がり笑顔になれたら、そんな思いを込めています」

チーズやキムチ、カレー粉まで、楽しみ方は無限!

ベーコンのみそまる

忙しい朝、二日酔いや疲れ気味のとき、アウトドアにと「みそまる」の汎用性は高い。何種類か作っておけば、家族で個々に好みのみそ汁を楽しむこともできる。

具の定番は、ワカメや小松菜、揚げ玉、油揚げなど、3種以上を混ぜるのがよいそう。ネギや青じそ、生姜などの薬味、近年流行りの干し野菜も合う。「具材は乾燥品がオススメですが、生のものでも作れます。その場合は、できるだけ水分を取ってから加えてください」

ミソガール 藤本智子(ふじもと ともこ)/『ジャパン味噌プレス』編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデル、ファッション雑貨 店マネージャーを経て、2011年にミソガールとして「365日味噌活宣言」をし、みその普及啓蒙活動を開始。2012年「みそソムリエ」の資格を取得。 2014年『ジャパン味噌プレス』を創刊。2015年「ミラノ国際博覧会日本館サポーター」および「朱鷺米応援大使2015」(佐渡市) に就任。「東久邇宮文化褒賞」受章

また、ドライトマトやピザ用チーズなどの洋風素材、たくあんやキムチなどの漬物、ちくわやウズラの卵(水煮)なども刻んで入れることができる。ベースとなるみそに豆板醤やカレー粉、マヨネーズを加えれば、風味がさらに変化。食べるときに、大根おろしやミニトマトを加えてもいい。楽しみ方は無限だ。

ミソガールはさらに思いを膨らませ、「みそまる」を進化させていく。子どもと大人が一緒にみそを丸める“みそまるワークショップ”イベントも各地で開催中。「海苔を目や口の形に切って『みそまる』にデコレーションすると、子どもたちも笑顔になり興味を持ってくれます。みそと触れ合い、楽しむ機会をどんどん増やしていきたいです」

「みそまる」作りは、ハマると止まらないようである。定番や具材アレンジをこなしたら、次なるは上級テクニック。その一部を紹介しよう。

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