日本一ケチャップを愛する街が持つ「一貫性」 歴史と統計に明確な答えがあった
チキンライス、オムライス、スパゲッティナポリタン、ホットドッグ――。これらに共通するのは、あの赤い調味料。トマトケチャップだ。そのケチャップにまつわる以下のランキングをご覧いただきたい。
2位:大阪市―1869グラム
3位:鹿児島市―1868グラム
冷蔵庫にはなんと11種類のケチャップが!
全国平均は世帯当たり1607グラム(ランキングは県庁所在地、政令指定都市が対象)。それに対して、2割以上も多くケチャップを使いまくるのが和歌山。いったいなんで?真相を確かめるべく、取材班は和歌山へ飛んだ。
さっそく現地で街頭調査。すると和歌山の人はサラダにケチャップをたくさん使ったり、豚の生姜焼きにもかけたり、中学校の給食でも2日に1回はケチャップが出てくるなどと、ケチャップを愛するエピソードがいくつも出てきた。ちなみに東京の中学校だと、せいぜい1週間に1回程度だ。
現地で、とあるケチャップ好きのご家庭を訪問、冷蔵庫をのぞかせてもらった。すると未開封のケチャップが2本。それだけでなく開封済みのモノも合わせると11種類も出てきた。
食事を拝見させてもらうと、確かにケチャップをたくさん使う。ハンバーグには山盛り、みそ汁にも入れ、ご飯にもかける。このご家庭はオムライスが大好きで、ケチャップをまるまる1本使うこともあるのだという。
オムライス好きは、こちらのご家族だけではない。現地のスーパーをのぞくと、お総菜の一番人気はオムライス。トンカツ屋でもなぜかオムライスが出てくるぐらいだ。和歌山の人がケチャップをこんなにも好きなのは、いったいなぜなのか。
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