会食でワインリストを相手に渡さないで! 「お酒」に関してはさまざまな配慮が必要です

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お客様が来られてまず乾杯するとき、男性はビール、女性はシャンパン、というように確認しつつ誘導しましょう。男性は、最初にビールを飲みたくても、フレンチやイタリアンのお店の場合、躊躇してしまう人も多いです。シャンパンを頼む方が多くても「ビールになさいますか?」と聞いてあげると親切です。乾杯が終わって、「次はワインにしましょう」となれば、4人以上なら迷わずボトルを頼みましょう。

その時にうっかりやってしまうことがあります。

自分がワインに詳しくないからと、お客様に「ワインのリスト」を渡してしまうこと! これはやめてくださいね。いくら相手方がワインに詳しくても、渡されたほうも困ります。お店によっては豊富な数のワインがあって値段も数千円から数万円まで幅広いのです。こちらの予算がわからないと、頼みようがありません。もし、ものすごく高いワインを頼まれてしまってもこちらが困ります。

ワインは知識よりも頼み方が大切

では、ワインを頼むコツについてお話しましょう。まず白か赤を決めます。それはお相手にも確認をしましょう。「お任せします」と言われたら今日の料理をお店の人に聞いて、それに合わせるのがよいですね。「詳しくないから」と恐れる必要はありません。白だったらすっきり辛口がよいかフルーティーなものか、赤であればコクがあるものか味わいが軽めがよいか、その程度でも大丈夫なのです。たくさん飲むメンバーであれば最初は軽めのものからオーダーして、重くしていくのもよいですね。

ワインリストを見るとなじみのない名前がずらっと並んでいて、気後れしそうになりますが、変に知ったかぶりをしないで、お店の人にこちらの好みを伝えて選んでもらうのがよいでしょう。お店の人はお料理に合わせてしっかり選んでくれます。

加えて、事前に予算を伝えておくとその「予算内」のものをチョイスしてくれます。その時のための「10分前の打ち合わせ」なのです。それを怠ると、お店の人が薦めてくれても値段が心配になるだけです。ワインによっては1本の金額がその日のコース料金を上回ることがあるわけなので、注意が必要です。

お店によっては好みを聞いて、何本かボトルを持ってきてくれます。ワインの種類について、細かく説明をしてくれますが、聞いてもわからなければ、ワインに貼ってあるラベルが好みのものを選びましょう。ワインを選ぶとその次は「テイスティング」。味見をします。グラスにワインが注がれますがこれも気後れする必要はありません。 テイスティングしてもわからなければ「必要ありません」と伝えましょう。堂々としていれば大丈夫です。

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