職場で嫌われる!「不機嫌な人」の3タイプ タイプ別対処法を知って、自分の身を守ろう

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それぞれについてくわしく見て行きましょう。

「無神経な人の不機嫌」には…

タイプ1の「無神経な人の不機嫌」とは、具体例を挙げると、次のようなものです。

・怒鳴って威嚇する

・視線も合わせず、だんまりを決め込む

・舌打ちやため息、ボヤキが多い

・物にあたる

・自分にとっての正論を振りかざす……など

このような不機嫌を表す人は、他人に配慮・共感する能力──言うなれば社会性──が乏しいタイプです。ゆえに、一方的な感情を押し付けるコミュニケーションをしがちになります。自分の感情をストレートに表現する傾向があるので、怒鳴る、物にあたるといった激しい行動で不機嫌を表すこともあれば、相手の心にグサッとくるような言葉を平気で言うこともあります。周囲がどう思うかは二の次で、「空気を読む」ということをあまりしません。

彼らが職場である程度偉くなってしまうと、周囲がその人に合わせるようになるので、本人はますます態度や言葉に気を遣わなくなります。誰も注意する人がいなければ、「相手が自分に合わせるのが当たり前」とタカを括るようになり、輪をかけて傍若無人になることもあります。

本人たちは純粋に自分の感情に従っているだけなので、悪意はあまりありませんが、協調性がないために周囲からうっとうしがられ、職場では浮くことも多いようです。

このタイプの不機嫌な人に接する際は、「この人も、ちょっとは周りのことを考えてくれているだろう」「こちらの事情をわかってくれるだろう」という甘い期待を捨てる必要があります。共感能力の低い彼らに、こちらの思惑はまず通じないからです。

それを理解せずに、他の人の思惑を優先しようとすると、「自分中心で周りが動いている」という思いが強い彼らは、ますます不機嫌になります。こうした態度をエスカレートさせないためには、彼らが従わざるをえない目上の人にクギを刺してもらうか、当人を中心人物として立てながら物事を回すように配慮するとよいでしょう。

彼らは「この事態は、当然こうあるべき」という自分なりのイメージを持っていることも多く、ことがその通りに運ばない間は、ずっと不機嫌でい続けることがあります。この場合、彼らが何にこだわっているのかに気がつけば、不機嫌を軽くすることも可能です。

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