アルビレックス新潟の奇跡:池田弘が語る人と組織の育て方(第3回)--日本人にはベンチャーのDNAがある

また、当時、ローソンの新浪剛史社長からNSGグループの学校の1階にローソンを新規開店させるという話がありました。そこで私は「それなら地域密着ということで、店舗をアルビレックス新潟のチームカラーであるオレンジ色にしましょう」と提案。新浪社長も即決したため、初めて従来とは違う色の“オレンジローソン”をつくることが決まりました。

問題になるのが、それを誰がやるかということ。コンビニ事業というのはとても大変で、決して簡単ではありません。そこで、彼に声をかけました。社会経験も資金もないけど、思いだけは強いのなら、ある程度ノウハウのあるところのフランチャイジーからやっていくというのも一つのやり方だ。そんな話をして「やるか?」と言ったら「やります」と返ってきました。すぐに大学を中退して、お兄さんと一緒に新潟に来たのです。そこにもう一人加わって、3人でコンビニ事業を始めました。今は新潟県内はもちろん、東京、埼玉、神奈川に計31店舗を展開していますよ。

--素晴らしい成功例ですね。フュージョンズは今後どんなビジョンを描いているのでしょうか?

おそらく、もうすぐ公開するでしょう。今後は、ローソンさんがアジアでの展開を進めているので、フランチャイジーとして海外に出ていくことを視野に入れています。今はベトナムや中国の従業員を雇っているのですが、すごく優秀な人材が集まっていて、「ベトナムで流通のナンバーワンになるんだ」という夢をそれぞれ持っていますから、期待できますよ。

彼らに「そのためには、実績を上げないと無理だよ」と言うと、とても真面目に働きます。店舗を5段階ぐらいで評価するのですが、日本人のアルバイトを使いながらナンバーワンの評価をもらった外国人の店長もいますよ。

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