職場の地雷社員に気をつけよう[その3] 高城幸司の会社の歩き方

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ここで、似たような地雷社員のケースをもう1つ。

広告代理店に勤務しているDさんは、若手社員から笑えないような被害を受けました。それは仕事が立て込み、昼食が取れそうにないある日のこと。何かおなかに入れないと午後の仕事に支障を来すと思い、同じプロジェクトで助手のような役割を担っていた後輩社員のPさん(23歳)に1000円渡し、

「おなかが空いたから、悪いけどちょっと肉まんを買ってきてくれる?君の分も買っていいから」

と、買い物を頼みました。すると、少々けげんそうな顔をしたものの「わかりました」と返事をして、外に飛び出していきました。

ちなみにPさんはプライドが高く、「なぜ、この仕事を私がするのですか?」といちいち説明を求める人。なので、事細かに「この仕事をなぜしてほしいかというと…」と解説を加えなければいけません。

さすがに、今回は肉まんを買う理由を説明しませんでしたが、いくつ買うのか伝えるのを忘れていました。すると驚くことに、そのコンビニでいちばん高い肉まんを5つ買ってきました。そして、

「私も2ついただきました。ありがとうございます」

と、自分の分を取って、3つを渡してくるではありませんか。

思わず「3つも食えるか!」と言いたくなりましたが、いくつ買ってきてほしいと頼んでいなかったのは事実。1つ食べて、残りは周囲の同僚にあげる羽目になりました。ちなみに、もし1万円札を渡していたらどうなっていたのでしょうか。

 

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