デキる上司は「社内散歩」で情報通になる 仕事をレベルアップさせる雑談力
毎日の仕事は、同じことの繰り返しです。そこにリズムがなければ、やがて疲れてエネルギーが衰えます。時々、晴れ舞台を準備することによって、衰えたエネルギーを再活性化し、能動的な積極性を職場に生み出すことが大切なのです。
部下が育つ、とっておきの情報収集法とは
宇貝の悩み①:やることがなくなったんですけど(汗)
宇貝:心なしか、部下同士で相談することが増えているように思います。
中嶋:良いことじゃない。
宇貝:でも、少しだけ寂しい気もします。私のやることが少なくなりますから。
中嶋:御輿に上手に乗ってやればいいんだよ。
宇貝:まだ御輿に乗れていないってことですかねぇ……。
中嶋:そうだね。とりあえず、社内を歩き回ったらどうかね。歩きながら、いろんな人と雑談してみたら、そこから新たな情報を入手できて、部下とは異なる視点で仕事を見ることができると思うよ。
宇貝:先輩の言われることは何でもやります。
中嶋:調子いいね~。まあやってごらん。大きな期待はしてないから(笑)。
解説Ⅲ 歩き回って雑談を
社内を歩き回ることには、大きな効果が期待されます。第1は部下たちの仕事の宣伝ができます。上司が別のところで自分たちのことを誉めていてくれると、直接誉められる以上にうれしいものです。
第2には、予想外の情報の入手が可能です。メールでは、テーマに直接関係する情報しかやりとりされません。これに対し雑談は、思いがけない情報のやりとりに発展します。それが、見落としていた問題の発見や、別の角度から問題を見る可能性を広げます。部下の悩みなどの情報を得られることもあります。
多くの人との雑談は、職場の仕事を異なるレベルに持ち上げる可能性を探す作業でもあるのです。
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