デキる上司は「社内散歩」で情報通になる 仕事をレベルアップさせる雑談力

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解説Ⅰ 部下をPDCAサイクルの主体者に

ミーティングは、参加者を主体的にします。目標設定ミーティングを行うと、部下が職場目標のオーナーになります。進捗管理ミーティングを実施すれば、部下が進捗管理プロセスのオーナーとなります。同様に期末評価をミーティングで行えば、部下は評価システムのオーナーにもなります。つまり、上司が中心になるのではなく、ミーティングを中心に職場を運営することによって、部下が「わがこと」として、仕事をとらえるようになるのです。

大切なのは、それを継続することです。継続しなければ、部下は「いつもの思いつき」と思い、徐々に新たな施策への反応が鈍くなってしまいます。

資料作成まで部下に頼んだけれど

宇貝の実践②:意図的手抜きをやってみた

宇貝:資料作成も塩野君に頼んでみたら、彼はほかのメンバーの意見を聞きながらわかりやすい資料にまとめてくれました。販売会議に持っていったら、部長が「いつになく良くわかる」と言ってくださいました。

中嶋:塩野君が仲間の意見を聞くところが、なかなかいいね。

宇貝:そうなんです!

中嶋:意見を聞かれた仲間の人たちもうれしいだろうから、協力するだろうしね。

宇貝:部下がこんな感じで動いてくれると上司冥利に尽きます。

解説Ⅱ 上司が部下の晴れ舞台をつくる

居場所を確保し、出番をもらった塩野君はずいぶん頑張って資料をまとめたようです。

上司に頼られることは部下にとっては大きな出番。それが販売会議資料であれば、他部門にも見てもらえるわけですから、ちょっとした晴れ舞台です。

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