3回目の社労士試験、そして・・・ あなたにも出来る!社労士合格体験記
2007年8月26日、私にとって3回目の社労士試験を迎えました。会場は3年連続で青山学院大学。受験番号は060800453で、「お後がヨーゴザんすね」と縁起をかついで臨みました。初めての試験ではビギナーズラックがあったにもかかわらず、見直しの時に魔がさして、書き換えたために1点差で不合格。2回目の前年は、尿管結石の病み上がりで力を出し切れませんでした。今年こそ3度目の正直。独学でしたが、リセットしてやり直した手応えを感じていました。
試験でも、必ず難問のある選択式が意外と楽に解け、択一式も最初の科目、労働基準法が比較的易しく、波に乗ることができました。実はこの年の問題は、総じて選択式の難易度が低く、科目別の合格基準点クリアが課題の私のような複数回の受験者にとって、合格のまたとないチャンスでした。結果をみても、合格率が前年の8.5%から10.6%に大きく上昇した年です。
わかっていても間違えるのは致命的
試験を終えた時は、今年は受かったかもしれないという手応えでした。試験会場の帰路では、各資格予備校が午前中に行われた選択式の解答速報を配っていました。はやる気持ちを抑えながら、路上で8科目×5問の40問をさらっとみて愕然。全体としてはほとんど出来ているのに、1科目だけ2点しかないのです。つまり5問中3点の合格基準点に達していないため、科目救済がない限りは不合格です。
しかも、悔やんでも悔やみきれないのは、選択式予想問題集で繰り返し解いていた、わかっているはずの問題を落としてしまったことでした。思わず足がガクッと崩れて、へたり込んでしまいました。
どうしてこんなことが起こったんでしょうか?冷静に振り返ると、20個の選択肢をきちんと読んでいるつもりが、うっかり斜め読みしていて、1つ1つを丁寧につぶさなかったことに尽きます。選択肢の中には、当然ながら正解肢とよく似た、紛らわしいものが含まれているからです。特にわかっている問題では、早とちりしてしまうことが多いので注意が必要なのは100も承知のはず。しかし、何度も見直したにもかかわらず気付かないのですから、私の場合は相当重症と言わざるを得ません。